熱しやすく冷めやすい

時折ポエミー

Princeを好きになってよかった

…失恋ソングですか?と言いたくなるタイトルをつけてしまった。今日は月曜日、明日はCDのフラゲ日。明日になれば、わたしは神宮寺くんのCDを手にしている。

好きな子がデビューするというそのときを、ジャニオタの方々はどんな気持ちで迎えたんだろう。わたしはちょっとセンチメンタル。前に書いたように、わたしが神宮寺くんを好きになったのは1年と少し前だ。今も彼がどんな人だかはよくわからないし、この先ずっと、わかることはないと思う。それでもきっと、いつか興味を失っても、どこかで見かければああ好きだなと思うだろうなあとぼんやり思っている。

 

Princeの好きなところ。

顔がカワイイ。優しい。頭がおかしい。メルヘンポップキュート。世界一平和な空間を作ってくれるところ。ファンを愛し、ファンの愛を受け取ってくれるところ。曲がいい。選曲のセンスがいい。幼なじみみたいな距離感。真摯に取り組む姿勢。じぐいわ。きしいわ。Wゆうた。

 

ほんとに面白い3人だったなあ。

不器用だけど、アイドルユニットとしての意識はとても高かったと思う。

 

神宮寺くんはどんな気持ちなんでしょう。わかるはずがないことを、今ふと思った。この先一生、何もわからない。でもそれはアイドルも友人も家族も恋人も同じなのだった。

 

2017年を何度も思い出すかもしれない。思い出さないかもしれない。Princeは失われるけれど、楽しかった記憶はわたしの心の奥底に沈み、溜まり、永遠に残る。わたしが心を動かされたという事実は確かなのだ。いつか忘れても。

 

随分飾った文章になってしまって恥ずかしい。反省しよう。こんなことを書きたいわけじゃないんだけど。

 

Princeが形をなくす今になって、3人がPrinceを大事にしてくれていたことがなんとなくわかってきた。平野がPrinceのグループとしてのあり方がお手本のようだと言ってくれた。平野の目と言葉を通して、3人の姿が浮かんだ。「俺らはサンコイチ」と語った岸くんのことを思い出し、立ち位置や3人のバランスを考えていた神宮寺くんのことを思い出した。言うまでもなく「Prince」であることに誰より拘って言葉を選んでいたのは岩橋くんだったと思う。

 

君らが大事にしてくれたPrinceを好きになってよかったよ。

3人一緒だし、Princeの名は残る。でもあのいつなくなっちゃうか知れなかった儚く美しい日はもう終わる。明日何が起きるかわからなかったPrinceはもうない。Jr.担になろうと思った時から、一瞬一瞬を見逃さないようにしなければならないんだと、ある意味覚悟を決めていた。でももう、そうじゃないんだなあ。

 

 

5月23日の朝、あの日晴れやかな顔でステージで踊っていた君の、とびきりの晴れ姿を楽しみにしてる。当日は雨らしいけど。